オリジナル作品「天上の白い町」~設計図なしでの挑戦~

地元八王子で開催された 2017年度の「ものつくりコンテストはちもん」で一般部門賞を受賞した作品です。
その前年にもこのコンテストで最優秀賞を頂いていて、その時の作品とは違う表現の作品にしたいなと考え、
以前からぼんやりと作ってみたいなぁと思い描いていたものを形にしようと決めました。

イタリアなどによく見られる城塞都市というのでしょうか?山の上に広がる美しい町。
そういう風景を作ってみたかったんです。

かなり前に夫婦で旅行したフランスのモンサンミッシェルもモチーフとして頭にありました。
後は大好きなジブリの「天空の城ラピュタ」のラピュタもイメージにありましたね。

花の咲き乱れる美しい平和な町にしたいなぁ。
花の色が引き立つように、建物の壁は白で屋根は赤で統一したい。
町の一番高いところには、住民が集まる教会のようなシンボリックな建物を置いて・・・

町全体をを上から俯瞰して眺められる作品にすることは決めていました。
本来のミニチュアドールハウスとは、スケールも表現方法も違う、ジオラマ的な作品になりますが。

お気に入りの写真集やネットで検索したイメージに近い風景写真を眺めながら、構想をまとめました。

表現したい町並みのイメージは固まりましたが、さてどこから取り掛かろう?
コンテストの応募締め切りまで、あまり日が無いし、そもそも設計図とか書けないし、
イラストに起こすのも面倒だな。
ええい。考えるよりやってしまえ!

なんて、なんとも無謀ですよね(笑)

私は作りたいものの構想がまとまってくると、早く形になったところが見たくて我慢できなくなるんです。
だから、集中して一気に制作する傾向が強いのです。
なので、この作品も頭の中のイメージだけを頼りに、まずは町の入り口部分から作り始めました。
土台である山腹ではなく、です。町が出来てから下を作るのでもいいや。と、あまり深い考えは無し。

入り口は町の守りとして、門扉のような形ではなく四角い建物にしました。
建物を通り抜けて町に入ると市場が広がっていて、賑わっているようにしたいというのは決めてました。
入り口から少しずつ道を作っては、新しい建物を作り足し、そこからまた道を伸ばしていく。
道を伸ばしながら、ここに一段上へ上がる階段が欲しいな。ここにこういう店を作りたいな。
自分が町の住民になって歩いている目線で、少しずつ町を広げていきました。

実際に町の建設予定地を歩きながら、建物や道などを少しずつ作っているみたいな、
そんなイメージだと言えば伝わるでしょうか?
それも設計図なし、行き当たりばったりの無計画な町作りです(笑)
町全体の大きさも、町の頂上をどれくらいにするかも、はっきり決めてはいません。

そんな風だから、いったいどんな町になるのか、全体像は作っている自分自身にも全然想像がつかない(笑)
きっと楽しい作品になる。
そんな予感だけはありました。
だって、作りながら私自身がワクワクしてたまらなかったんですから。

世界中どこを探しても無い、私だけの美しい山上の町。

完成までのエピソードはまた後日に。

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