文豪ゆかりの築100年の古民家制作 その3

作品の納品は、車で行ける距離だったので直接お届けに参りました。

お出迎え下さったご依頼主は、笑顔がとても素敵なご婦人。

作品を見るなり

「ああ、そうそうこんな家だったのよ」

と大喜びされました。

この作品の元になったご実家は、ご依頼主のおじいさまの代からのもの。

医師であったおじいさまは、かの有名な文豪・島崎藤村や若山牧水とも親交があり、藤村の作中人物のモデルにもなったことがあるそうです。

いやもう、ただただ驚きました!

そんなすごい文豪が訪れていた建物をミニチュアで作らせていただいたのね~~~

自分が作ったテラスや縁側で、文豪がお茶を飲んだりひなたぼっこをしていたかもしれない。

そう考えるとゾクゾクしますね。

なんだか、今まで教科書の中の人物に過ぎなかったのに、息づかいまで感じられる気がしてきます。

 

また、ご依頼主は、古いものが大好きで、いろいろなコレクションをお持ちでした。

解体したご実家から持ち出した品々の一部を見せて頂きましたが、興奮したのはお雛様のお道具。

 

鏡台の引き出しには、小さな化粧道具が入っています。

おしろい用の刷毛には本物の動物の毛が使われているとのこと。

このお道具の大きさから考えて、かなり大きくて立派なひな壇だったことが想像できますね。

お雛様は、日本におけるミニチュアのご先祖様のようなものですから、ワクワクドキドキでした。

ご実家にあったものではないけれど、古い足ふみオルガンもありました。

これもかなり古い時代のものですよね。

どことなく品があるというかかわいらしいというか…

ああ、ミニチュアで再現したい!

実はご依頼主は、ピアノの先生をされていまして、この古いオルガンで「きよしこの夜」を弾いて下さいました!

納品に伺ったこの日はクリスマスイブ。

最高のプレゼントになりました!

幸せだったなぁ。

 

お客様に作品をお届けに行ったのに、驚きのご実家エピソードに貴重な品々、素敵な音楽。

こんなに幸せな体験をたくさんさせて頂いて、

ああ、この仕事をしていて本当によかった!

と心がとてもあたたかくなる一日となりました。

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